2026-2027 国際ロータリー 第2790地区ガバナー 森島 弘道
1.はじめに:2026−27年度の幕開けに際して
国際ロータリー第2790地区の2026−27年度ガバナーとして、私はその重責と使命を真摯に受け止め、役割を担わせていただきます。私たちが直面する現代社会の課題に対し、ロータリーがどのような価値を提供できるのか。その指針となるのが、オラインカ・ハキーム・ババロラRI会長が掲げる「CREATE LASTING IMPACT(持続可能なインパクトを生み出そう)」というメッセージです。本計画書では、先般開催された「クラブ・リーダーシップ・ラーニング・セミナー(CLLS)」での議論に基づき、本年度の地区運営方針を略述いたします。
2.RI会長メッセージの真意:成果から「インパクト」へ
ババロラ会長のメッセージは、奉仕活動のあり方に新たな視点をもたらすものです。それは、単なる一過性の「成果」に留まることなく、世代を超えて受け継がれる「永続するレガシー(遺産)」としてのインパクトを重視する姿勢です。「My ROTARY」に示される世界の支援事例が物語る通り、活動の真の価値は、将来にわたって人々の人生を支え続けることにあります。各クラブが「この活動は、数年後の地域社会にどのような変化を定着させるのか」という問いを常に持ち続けることを推奨いたします。
3.2026−27年度地区運営の4つの重点項目
本年度、当地区では以下の4つの項目(RI重点項目)を最優先事項として掲げ、各クラブを支援してまいります。
@ ポリオ根絶への不退転の決意
ポリオはワクチンで予防可能でありながら、依然として苦しむ子どもたちが存在します。世界からこの病を完全に拭い去るまで、私たちの経済的・精神的支援の歩みを止めるわけにはいきません。
A 平和の推進と青少年への投資
平和の礎は次世代への教育にあります。インターアクト、青少年交換、RYLA(ロータリー青少年指導者養成プログラム)を通じ、多様性を理解する人材育成を継続します。また、安全な活動環境の構築に向け、ハラスメント防止の徹底をお願いいたします。
B 会員増強とクラブの活性化:過去の自分を超える挑戦
「グッド(良い)」から「ベスト(最善)」への追求こそが組織の生命線です。競争の相手は他クラブではなく「過去の自分たち」です。過去5〜7年の自クラブ最高記録を確認し、会員増強、寄付、プロジェクトにおいてその記録更新を目指していただきたいと思います。
C インパクトをもたらす奉仕の展開
活動の背景にあるストーリーを深く理解し、地域のリーダーと連携することで、より戦略的な奉仕を実現することが求められています。ロータリー財団補助金の活用を含め、7つの重点分野に沿ったインパクトのある活動を推進します。
4.地区チームによるクラブ支援体制の刷新
地区の役割は、各クラブが能力を最大限に発揮できるよう強力にバックアップすることです。ガバナー補佐はクラブの伴走者として密接なサポートを提供し、リソースの共有と戦略的連携を強化します。同時に、各地区委員会の委員長は、それぞれの専門的な知見をもってクラブの運営を支え、地区活動の円滑な推進に努めてまいります。
「ロータリーインパクトハンドブック」などを活用し、成果を計画的に測定できる体制を整えます。また、物価高騰や災害リスクを見据えた積立金の造成など、次世代に負担を残さない健全な財政運営を目指します。
5.結びに代えて:あなたの「行動喚起」
本年度を成功に導く鍵は、リーダーお一人おひとりの「内なる変化」にあります。好奇心を持ち、多様な人々を迎え入れ、会員増強の目標に向けた一歩を共に踏み出しましょう。「グッドがベター(より良く)になり、ベターがベストになるまでは、歩みを止めてはならない」。この言葉を胸に、第2790地区が一つとなり、世界に誇れる持続可能なインパクトを創造していくことを心より願っております。
国際ロータリー第2790地区
2026-27年度 ガバナー
森 島 弘 道